

目次
広島で後遺障害の損害賠償を請求する方へ|適正な慰謝料と逸失利益の賠償
交通事故による怪我の治療を懸命に続けても、「医学上、これ以上の回復が見込めない」と医師に診断される時期が来ます。これを交通事故実務では「症状固定(しょうじょうこてい)」と呼びます。
症状固定を迎えると、それまで支払われていた治療費や休業損害の支払いは原則として打ち切られます。その後、手続きは「後遺症」に対する損害賠償請求へと大きく舵を切ることになります。この転換期こそが、交通事故の被害に遭われた方にとって最も重要な局面です。
広島で交通事故の被害に遭われ、残ってしまった痛みやしびれ、可動域制限、高次脳機能障害などの後遺症への不安を抱えている皆様へ、適正な賠償金を受け取るための手順と、損をしないための重要ポイントを解説いたします。
後遺障害の損害賠償を構成する「2つの大きな柱」
後遺障害(自賠責保険における等級認定)が認められた場合、その損害賠償請求の多くを占めるのは主に以下の2つの項目です。これらは「入通院慰謝料」などの他の項目とは別に、後遺障害が認められて初めて請求可能になる、非常に金額の大きな賠償項目になります。後遺障害の認定がなされた場合には、この2つの大きな柱を適切に算定して請求しなければなりません。
1. 後遺障害逸失利益(いっしつりえき)
後遺障害逸失利益とは、交通事故の後遺症によって労働能力が低下し、「将来得られるはずだったのに、得られなくなってしまった減収分」に対する補償です。
治療期間中に支払われる「休業損害」が「事故から症状固定までの減収」を補うものであるのに対し、逸失利益は「症状固定から将来(原則として67歳まで)」にわたる長期的な補償となります。被害者の方々のこれからの生活や人生を支える、極めて重要な賠償項目です。
逸失利益の計算式
逸失利益は、以下の要素を掛け合わせて算出されます。 「基礎収入」 × 「労働能力喪失率」 × 「労働能力喪失期間に対応するライプニッツ係数」
- 基礎収入:原則として事故前の年収を基準とします。
- 労働能力喪失率:認定された等級に応じて、どれだけ仕事に支障が出るかをパーセンテージ化したものです(例:14級なら5%)。
- ライプニッツ係数:将来受け取るはずの現金を前倒しで受け取るため、中間利息を控除するための指数です。
【広島の事故被害者の方々への要注意ポイント】
加害者側の保険会社は、支払う賠償総額を少しでも抑えるために、この計算式の項目の一つである「労働能力喪失期間」を不当に短く見積もってくる傾向にあります。特に、広島でも多く発生している「むちうち等の神経症状」の場合、保険会社は「医学的な証明が難しい」「いずれ慣れるはずだ」などと主張し、例えば14級の事案では「本来は5年間認められるべき期間を、わずか2年〜3年に制限する」といった提示を平然と行ってきます。その他にも、「収入が減っていない」との表面的な理由から、「被害者による収入が減らないための努力」は無視して、労働能力喪失率を不当に低く見積もるケース等も存在します。
専門的な知識なしに、保険会社の「これが業界の相場です」という言葉を安易に信じて合意してしまうと、本来受け取るべき数百万、数千万という賠償金を失うことになりかねません。
2. 後遺障害慰謝料
後遺障害慰謝料とは、治療を尽くしても身体に不自由が残り、その症状を抱えて生きていかなければならないこと(後遺障害)に対する「精神的苦痛への補償(慰謝料)」です。症状固定に至るまでの入通院慰謝料とは別に支払われる項目です。
この金額は、認定された後遺障害の「等級(1級〜14級)」を基準に決定されます。もっとも、それだけでなく、受傷内容、加害者側の悪質性等の個別具体的な事情によっても金額が左右されます。
なぜ、保険会社の提示する賠償額は低いのか?
広島で当事務所にご相談に来られる方の多くは、保険会社から提示された示談案の金額を見て、「一生残る怪我を負わされたのに、これほどまでに少ないのか」と驚かれます。
なぜ、保険会社と被害者ご本人との間でこれほどの認識の乖離が生じるのでしょうか。そこには、交通事故賠償における「3つの異なる算出基準」の存在があります。
① 自賠責基準
法令に基づき、すべての自動車に加入が義務付けられている自賠責保険の基準です。これは被害者救済の観点から「最低限の補償」を目的とした公的な制度であるため、3つの基準の中で最も低い金額となります。
② 任意保険基準
加害者側が加入している各民間損害保険会社が、社内の規定として独自に定めている基準です。保険会社はあたかも「これが妥当な額である」かのように提示してきますが、実態としては自賠責基準と大差ないことがほとんどです。
③ 弁護士基準(裁判所基準)
過去の膨大な裁判例に基づき、適正な賠償額として裁判所が認めている基準です。3つの基準の中で最も法的に正当であり、かつ最も高額になる基準です。「裁判になったときの基準」ではなく、「裁判でも認定されている適切な賠償基準」なのです。
保険会社は営利企業であるため、自社の支出(保険金の支払い)を抑えるべく、低い「任意保険基準」で金額を提示し、早期の示談を目指します。弁護士基準は「裁判になったときの基準にすぎない」と主張して、その基準の採用を拒むケースも存在します。被害者側がこの意味を知らず、弁護士を介さずに示談書にサインをしてしまうと、本来受け取れるはずだった適正な賠償金から大幅に減額された、不当な金額で決着してしまうのです。
広島エリアで賠償金の増額・適正化を目指すなら当事務所へ
広島県内は交通量も多く、広島市内を中心に交通事故案件を取り扱う法律事務所も多数存在する「弁護士の激戦区」です。その中でも当事務所が選ばれているのは、「適正な後遺障害等級の獲得」と「弁護士基準での交渉の徹底」に対する妥協のない姿勢であると考えています。
当事務所が提供する「適正な賠償」へのアプローチ
- 納得のいかない後遺障害等級への対応 そもそも「後遺障害」として認定されなければ、逸失利益も後遺障害慰謝料も発生しません。当事務所は、医師の作成する後遺障害診断書のチェックから、適切な検査の受診アドバイスまで、等級認定をサポートします。
- 逸失利益の最大化 保険会社が短くまたは低く主張する喪失期間や喪失率に対し、裁判例や実際の仕事への支障を緻密に立証することで、より高額な逸失利益の確保を目指します。
- 慰謝料を「弁護士基準」へ引き上げ 保険会社との交渉窓口を弁護士が担うことで、提示額を「任意保険基準」から「弁護士基準(裁判所基準)」へと引き上げ、正当な賠償額を目指します。
広島の皆様へメッセージ
広島の道路事情等を熟知し、数多くの後遺障害事案を解決してきた当事務所の弁護士が、被害者の方々の代理人となって保険会社と対等、あるいはそれ以上の立場で戦います。
「保険会社から提示された金額が妥当かどうかだけでも知りたい」 「仕事に支障が出ているのに、逸失利益を少なく見積もられた」 「症状固定と言われたが、どう動けばいいか分からない」
保険会社からの提示額に少しでも疑問や違和感を感じたら、絶対にそのままサインはしないでください。 一度示談が成立してしまうと、後から内容を覆すことは事実上不可能です。
皆様のこれからの生活を守り、失われた損失を正当に評価してもらうために、まずは広島の当事務所まで無料相談をご利用ください。交通事故問題に精通したプロフェッショナルが、全力で皆様をサポートいたします。
関連ページ


もともと頚部痛・腰痛・ヘルニアがある(既往症)と交通事故の慰謝料は減る?「素因減額」を解説

子供が交通事故に!親が知っておくべき慰謝料と後遺障害

専業主婦(主夫)でも交通事故の休業損害はもらえる?計算方法を解説

主治医から「症状固定」と言われたら?広島の被害者が次に取るべき手続き

広島でのバイク事故は交通事故に詳しい弁護士へ相談を

停車中に追突された場合の対応と注意点:広島で追突事故に遭われた方へ

【弁護士が解説】交通事故の賠償金は妥当?提示額が低い理由と適正な相場への増額方法

【弁護士解説】交通事故の過失割合に納得いかない!有利に修正するための正しい対処法

交通事故の治療費打ち切りに納得できない!まだ痛いのに通院をやめるべき?具体的な対処法と弁護士に依頼するメリット

【広島の交通事故被害者の方へ】適切に後遺障害の等級認定を受けられるか不安なときの対処法

広島で交通事故の保険会社の対応に不満がある・納得いかない場合の対処法を弁護士が解説

広島で交通事故に遭われた方へ|「後遺障害(後遺症)」とは?適正な等級認定が人生を左右するかもしれない理由

広島で交通事故の後遺障害等級認定をお考えの方へ|運命を分ける「後遺障害診断書」

広島で交通事故の後遺症にお悩みの方へ|後遺障害(後遺症)の種類と分類

広島で物損事故の損害賠償・過失割合にお悩みの方へ|適正な修理費と評価損の獲得

広島で後遺障害の損害賠償を請求する方へ|適正な慰謝料と逸失利益の賠償

保険会社から休業損害(休業補償)を打ち切られた!適切な対応策を弁護士が解説

交通事故により重い障害が残ってしまい、どうしたらいいかわからない方へ。今後の生活を守るための正しい対処法と手続きを弁護士が解説

家族が亡くなってしまった

広島で後遺障害診断書の作成を控えている方へ|適正な等級認定の鍵を握る「書き方」と「検査」の真実

広島でご家族が交通事故に遭い「人が変わってしまった」とお悩みの方へ|高次脳機能障害の適正な等級認定

広島でご家族が交通事故に遭い、意識が戻らない状態でお悩みの方へ|遷延性意識障害(植物状態)の適正な等級認定と将来の保障

広島で交通事故により脊髄損傷を負われた方・ご家族へ|適正な後遺障害等級の認定

広島で交通事故による「眼の後遺障害(視力低下・失明・複視など)」でお悩みの方へ

広島で交通事故による「耳の後遺障害(難聴・耳鳴り・耳の欠損)」でお悩みの方へ

広島で交通事故による「鼻の後遺障害(嗅覚障害・欠損など)」でお悩みの方へ

広島で交通事故による「口の後遺障害(歯の欠損・咀嚼・言語・味覚)」でお悩みの方へ

広島で肩や腕(上肢)の交通事故被害に遭われた方へ|可動域制限・骨折の後遺障害

広島で交通事故による「手・指の後遺障害(切断・曲がらない等)」でお悩みの方へ

広島で交通事故による「足・下肢の後遺障害(骨折・可動域制限など)」でお悩みの方へ

広島で交通事故による「足指の後遺障害(切断・曲がらない等)」でお悩みの方へ

広島で交通事故による「醜状障害(顔や体の傷跡・やけど)」でお悩みの方へ

広島で交通事故による「むちうち(首や腰の痛み・手のしびれ等)」でお悩みの方へ

広島でむちうちの後遺障害にお悩みの方へ|12級と14級の「決定的な違い」とは?

広島で交通事故による「むちうち」に遭われた方へ|適正な後遺障害認定を勝ち取る4つの鉄則

広島でご家族を亡くされたご遺族へ|死亡事故の損害賠償を構成する「4つの項目」と慰謝料の真実

広島の死亡事故でご家族を亡くされたご遺族へ|賠償金の多くを占める「死亡逸失利益」の適正な計算方法

広島支店への交通事故・無料相談のご案内|ご相談から解決までの流れ



